含意
ならば のような論理式を含意といい、 と表現する。 これは、 が正しいとき、 もまた正しいならば正しいことを意味する。
解釈
含意演算子は以下のように評価される。
1 | 1 | 1 |
1 | 0 | 0 |
0 | 1 | 1 |
0 | 0 | 1 |
が正しくなければ常に が正しいことの導出
次の2つを用いることで、 が正しくなければ常に が正しいことを導出できる。
- が無条件に正しければ、 の正否に関わらず は正しい
- 対偶
まず、 が正しくないとする。 それは が正しいことを意味する。 (1)より の正否に関わらず は正しい。 これの対偶を考えると、 も正しい。 したがって、 が正しくなければ常に は正しい。